5月18日「道徳の教科化についての意見交換会」を文京区議会文教委員の皆さんと開催しました

2018年5月18日、文京区議会の文教委員会の皆さんとつなぐ会のメンバーとで、「道徳の教科化について」の意見交換会が行われました。文教委員会からはぶんきょう未来の品田区議、海津区議、公明の松丸区議、共産の金子区議、島元区議が出席されました。

道徳の教科化 区議 意見交換
文京区議 文教委員のみなさんと意見交換会の様子

 

今年の4月から公立の小学校では道徳が「特別の教科」として教科化されました。文科省の検定に合格した教科書の使用が義務付けられ、「評価」がつきます。

道徳に正解ってあるの?道徳をどうやって評価するの?道徳を勉強していじめがなくなる?価値観の押しつけにならないかな?など様々な疑問が湧いてくる道徳の教科化。子どもを持つ親として抱く素朴な不安を区議の皆さんにも聞いていただきました。

道徳の教科化 議員 意見交換
「特別の教科 道徳」の徳目

意見交換会では以下のような意見が出されました。

  • 子どもに特定の価値観を押し付けられそうで不安だ。
  • 子ども達の多様な意見をくみ取って授業をすることができるのか。先生の力量によるところが大きい。
  • 多様な意見を尊重すること。意見が分かれた時、「なぜそう思ったのか」掘り下げることが大切。子どもたちの考えを先生が引き出すことができるのか。結論付けるのはダメだと思う。
  • 意見を論理的にプレゼンする力を養うことが大切ではないか。
  • 年齢が上がると空気を読んで発言する子が増える。本音ではなく、より評価される意見を言うようになる。すでに中学生は内申でがんじがらめになっている。
  • 「道徳」は想像力を広げることが大事だと思っているけれど、あるべき姿を決めつけられている(徳目)があるのに違和感がある。
  • 家族の形はいろいろある。同性カップル、里親など様々な形があることも同時に教えるのだろうか。社会が連動していないことに違和感がある。
  • 「働くことのよさと知り、みんなのために働くこと」とあるが、過労死の問題もあるし、労働者の権利やワークルールを知らないことが怖い。
  • 教科化されるということは教科書が基準になるので、今までとは違ってくるのではないか。
  • 道徳を教える教員たちが多目的、多角的に物事を考えることができるのだろうか。
  • ぜひ小中学校の道徳の授業を視察してほしい。
  • 中学の道徳教科書の展示会が6月からあるが、区内での展示個所を増やしてほしい。

 

国語や算数のように正解と言えるものがない「道徳」。 個人の価値観に深く関わるものだけに目に見えない「内面の部分」を評価するという手段がなじむのか慎重にならなければいけません。また、授業を行う際は子ども達の意見を十分にくみ取っているか、一つの価値観を押しつけていないか、テーマにあった教材なのかといったことも配慮が必要になります。

今回の意見交換会では、道徳はどうあるべきかというスタンスは必ずしも参加者全員が同じではありませんが、子どもの多様な意見が尊重される必要性については参加者一同深く頷いていました。

文教委員会でも「道徳の教科化」について委員の方々から保護者の懸念や課題などを質問していただきたいとお願いしました。

初めての試みでしたが、区民として直接区議の皆さんに意見を伝える活動は今後も続けていければと思います。

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